愛猫ちゃちゃとぼくのお話
なんとなく昔飼っていた猫を思い出しました。
ぼくの家は、両親が動物好きだったこともあり犬や猫が家の中に常いる環境でした。
ぼくが高校生のときの飼い猫の話です。
名前はちゃちゃ、オスです。
茶色と白のまだら模様の猫です。
写真でおわかりのように、いつもグータラしてるので、ぽっちゃりまん丸体型です。
かわいいでしょう!
ちゃちゃの母猫はミー。
ミーは子育てをしない母親でした。
ちゃちゃが近くによってきても「シャー!!」と威嚇して近寄らせません。
だから、ちゃちゃは人間であるぼくの家族が親でした。
性格は温厚で大人しい、そして寂しがり屋でした。
誰かの近くに体をくっつけてゴロゴロしてます。
因みにぼくは猫アレルギー!
ちゃちゃが近くに来ると鼻水、くしゃみが止まりません!
でも、「そんなの関係ねぇー!!」です。
高校でぼくは、音楽に夢中になり部屋で毎晩のようにギターを弾いたりコンポでメタルをガンガン流す日々をおくっていました。
そんな環境の中でも、ちゃちゃはいつもぼくの部屋で寝ていた。
メタル好きだったのかなぁ?!
たぶんちゃちゃはインドアなライフスタイルなので世間知らず、それが自然な環境だったんだろうな。
寝るときも一緒、音楽聴くのも一緒。
人なつっこいちゃちゃはぼくの友達も大好きでした。
ぼくのブラザーであり、みんなの大切な家族です。
やがて僕は高校を卒業して、東京の専門学校へいくことになりました。
学生一年目のときです。
母親から電話がありました。
涙声で母親は
「ちゃちゃ死んじゃった。」
と言いました。
虫の知らせなのか、なんとなく電話がなったとき嫌な予感がしました。
ぼくの家から30mほど南に市道があります。
どうやらそこで車に跳ねられたのが原因のようです。
跳ねられた直後は、まだ息があったようで
道から家まで帰ろうと、血を流しながら向かった跡がみられたそうです。
その日は一晩中泣きました。
猫は死に目を飼い主にみせないってよくいわれるけど、ちゃちゃは最後苦しかったけど、家族に会いたかったんだろうと思います。
専門学校卒業後は、地元に帰りました。
夜、窓の外から猫の鳴き声が聞こえると「ちゃちゃが帰ってきた!」って思ったりもしました。でももう帰ってきません。
ちゃちゃに会いたいな。
ぼくが死んだら、また一緒に遊ぼうな!